2023.03.25

LCCM住宅とは

お知らせ

LCCM住宅とは

LCCM住宅とは、Low Carbon Construction Method(低炭素建設方式)の略称で、地球温暖化防止や省エネルギー化に配慮した住宅建築の方法の一つです。

LCCM住宅の特徴として、建物を軽量化し、工程を短縮することで建設コストを抑えることが挙げられます。具体的には、構造材には鉄骨や鉄筋コンクリートではなく、木材や軽量鉄骨、FRP(繊維強化プラスチック)などを使用し、建物の重さを軽くすることで、施工の効率化と省エネ化を実現しています。

また、LCCM住宅は、断熱性能や気密性能にも優れています。建物の外周部分に断熱材をしっかりと施工することで、冷暖房の効率がよくなり、冷暖房費用の削減につながります。さらに、建物の気密性を高めることで、室内の快適性を向上させ、外部の騒音や空気汚染の影響を抑えることができます。

また、LCCM住宅は、建材にも配慮しています。環境に配慮した建材を使用し、省エネルギー化、地球温暖化防止の取り組みを進めています。例えば、外壁には高性能断熱材や自然素材を使用し、内装には天然素材を使用することが多く、環境に配慮しながらも快適な住環境を提供することができます。

LCCM住宅の建築には、様々なメリットがありますが、一方で注意点もあります。LCCM住宅は、従来の住宅に比べて建築技術や設計力、知識や経験が求められるため、適切な技術力や知識を持つ建築会社を選ぶことが重要です。また、新しい建築方式であるため、地域の建築基準や法律に沿った建設が求められます。これらを十分に考慮した上で、LCCM住宅に取り組むことが大切です。