捨てコンって知ってますか？

捨てコンとは基礎の下に打つコンクリートの事。

構造体ではありませんが、とりあえず基礎を平滑にするために打つ基礎コンクリートのためのコンクリート。

特に建築基準法で施工しなければならないと決まっているわけではありませんが図面には慣習的に「捨てコンクリート」の記載があることがほとんど。

ですが、これほんとにいる？

図面に書いてあるからやる？

いやいや…図面なんて現場からしたら所詮取扱説明書。このように施工したらどうですか？という取説。本

当の図面は現場で汗水たらして書き込みをたくさんして質疑をいっぱいして仕上げていくもの。もちろん取説から外れる施工をする場合は設計者と協議が必要。

協議の上捨てコン不要となれば、別に不要でよいのです。その分コストも工期も短かくなる。だったらそれがお施主様のためでしょう。

それと捨てコンについてはもう一つ言いたいことが…！

捨てコンって名前やめません？いかにもどうでも良いコンクリートみたい。仮ににも家の制度をあげるためのものなら。捨てるなんてやめましょうよ。

ゼネコン勤務の時は捨てコンではなくレベルコン、均しコンと呼べと言われてました。捨てコンよりよっぽど良い。

あんまり施工精度の悪いレベルコンを打つと後工程の職人に「あれでは捨てコンですらない、捨てられたコンクリートだ」と揶揄されました。

業界全体で呼び方変えていきましょう！