2022.06.28
構造のこと
前回、耐震等級の説明と許容応力度計算が必要って話をしました。
今日は壁量計算の注意点お話しします。
ちなみに建築基準法ではほとんどの木造計算は壁量計算のみしていればOKです。
もっと言うと計算していなくても建てられます。行政も審査機関も計算部分はチェックしません。
計算してない建物や工務店は論外として…
壁の量を2倍3倍4倍と増やしても、それ意味ないです。
地震安全率?いやいや地震せん断力係数Ciの意味わかってんのかい。
地震せん断力係数を1.25倍、1.5倍と増やして初めて地震の検討ができるんです。
壁のみが固くなるだけでは床や屋根はふにゃふにゃのままです。
壁だけが強くても建物が倒壊するリスクは減りません。
一級建築士 山田達也