2022.06.25

構造計算のはなし。vol.6

構造のこと

構造計算のはなし。vol.6

耐震等級についてお話します。

耐震等級とは品確法で定められ以下の違いで等級1~3にわけられます。

等級1:数百年に一度発生する地震の地震力に対して倒壊、崩壊せず数十年に一度発生する地震の地震力に対して損傷しない(つまり建築基準法と同等です)
等級2:耐震等級1×1.25倍の地震に耐えることができる
等級3:耐震等級1×1.5倍の地震に耐えることができる
(まずここで注意するポイントは等級2だから2倍、等級3だから3倍ではないということですね。)

ですので耐震等級の数字が大きいほど=壁の量が多いほど地震に強い建物と定義されています。
じゃあやたらめったら壁を入れれば良いかというとそうではありません。
建物はバランスよく建てる必要があるからです。

そしてバランスよく建てるには許容応力度計算が必要です。

 

一級建築士 山田達也