2023.03.12

実は木造住宅は火災に強い理由

いえのこと

実は木造住宅は火災に強い理由

木造建築物は、一般的には火災に弱いとされていますが、実は木造建築物は炭化層と呼ばれる特殊な層ができることで、燃え広がりを抑え、一定時間は耐火性を持ちます。

炭化層は、木材が燃える際にできる表面の黒い層のことです。この炭化層は、燃え広がりを遅らせ、木材の内部に火が回らないようにする効果があります。さらに、この炭化層ができることで、木材表面温度を下げることができ、火の勢いを抑える効果もあります。

また、木材自体が含んでいる水分が蒸発することで、周囲の温度を下げる効果もあるため、火災に対する耐火性が向上します。さらに、木材が燃えると二酸化炭素を放出するため、この効果が周囲の酸素を奪い、火災を抑える効果もあります。

ただし、炭化層ができるためには、一定の条件が必要であり、木材の種類や寸法、建築構造などが適切であることが重要です。したがって、適切な建築技術や品質管理が必要です。

以上のように、木材が燃えると炭化層ができることで、火災に対する耐火性が向上するため、木造建築物は実は火災に強いと言えます。

木ってすごいですね…。