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2016 / 08 / 10  12:37

no.1|おすすめの耐震性能は?

こんにちは。きらく山田です。

きらくは「上質なくらしを100年の技術で」をコンセプトに豊田市を中心に、本物の素材にこだわり、住めば済むほどに価値の高まる家づくりを目指していている地域密着の工務店です。

最初のブログが耐震?って気もしますが、僕自身もともとは大学で耐震の研究をしていたこと、そもそも「価値」とか言う前に安全に暮らすことが家づくりの前提条件だと思ったので耐震に関するブログでスタートします(^^)/

 

 

「御社は耐震とか大丈夫ですか?」

 

住宅の提案をしていると、必ずと言っていいほど上記のような質問を受けます。

 

正直、質問がふわっとしすぎていて「何言ってんだ?こいつ…」と思…わないです!

そうなんです、これから家づくりをしようとしている人からすると真剣な質問です。だけど中途半端な知識でプロに質問するもの…ていう気恥ずかしさが見え隠れしているのかなと思います。

 

でも大丈夫です、どこの工務店さんでもハウスメーカーさんでもいいですが、ネットで得た知識でもなんでもいいのでズケズケと質問をぶつけてください。自分なりに明確な考えを持ち、答えられないような会社は住宅を建ててはなりませんので。

 

前置きが長くなりましたが、当社の「耐震に関する考え」やおすすめの工法について述べていきます。

 

1.用語の整理

まず、耐震?制震?免震?耐震等級?

建物の「強さ」を表す表現はいくつもありますので用語の整理しましょう。

 

〇耐震

建物を硬くして地震の力に耐えるという考え方です。

建物を建ててから、一度起こるか起こらないかの大地震に対しては住んでいる人の生命を守ることを目標としている。

 

〇制震

建物の揺れを抑え、そもそも地震の力を減らすという考え方です。柱や梁が痛まないなので熊本地震のような繰り返しの地震にも効果があると言えます。

 

〇免震

建物を地面から浮かして、地震の力を受けないようにするという考え方です。技術的に高度でコストも高いためあまり住宅では採用されません。

 

〇耐震等級

建築基準法で定められた強度を1とするとそれぞれ、耐震等級1=基準法の1倍の強さ、耐震等級2=基準法の1.25倍の強さ、耐震等級3=基準法の1.5倍の強さを表しています。

 

2.おすすめの工法

では私の考えるおすすめの工法をご紹介します。

私はバランスの良い耐震壁の配置、柱の配置、床の剛性の確保を前提にした耐震等級3の設計とその設計を実現できる現実的な工法で真壁パネル工法をおすすめしています。

 

正直今までは、ケースバイケースで、「この方法なら大丈夫!」とお答えをすることはありませんでしたが、先の熊本地震でも耐震等級3の建物は倒壊率が3%だったことを考えると、これは断層上などの特別な条件が重ならない限り、耐震等級3で建てた住宅は倒壊しないといってもいいレベルだと判断します。また制震や免震など特別なコストをかけずとも、設計者がバランスを考慮して設計すれば、比較的安価に実現できるためおすすめしています。

 

もう一つ、工法についてですが、真壁パネル工法をおすすめしています。この工法は耐震設計の上で重要となる耐力壁パネルを工場で加工して現場では組付けをするだけという省施工の工法です。この工法のメリットは従来の工法のようにパネルを表面に張るだけのでなくパネルを柱と柱の間に入れ込むことにあります。従来の方向では表面に打ち付けた釘が抜けて建物が壊れていくのですが、真壁工法は表面ではなく柱の側面にきくので地震が来た時に釘が抜けるといった不安定な壊れ方をせず、パネル自身がつっぱって耐えるので高い強度が確保でき、かつ繰り返しの地震にも強く余震があっても安心の工法だと言えます。

 

 

最後にきらくのおすすめの方法をまとめると…

 

①耐震等級3の確保

②建物のバランスを考えた設計(直下率、返信率等)

③耐震等級3に見合う工法の選択(真壁パネル工法)

 

 

家はデザインや土地の立地などの前にまず、安心して住めることが重要です。そして安心して住む家を実現するために我々工務店は確実な工法と適正な価格を提示しなければなりません。住宅の耐震性能を上げる手法は多岐にわたります。上記の①~③は決して難しいことではありませんが、大地震に耐え長期的に安心して住むことができ、なおかつ最大限にコストを削減した手法です。

 

このブログを読んで少しでもご興味を持っていただけましたら、いつでもご連絡ください。どんな質問でも不安がなくなるまでとことんお答えいたします(^^)

 

一級建築士 山田達也

TEL:0565-26-0606