2022.02.02

必要十分な省エネ性能

断熱・気密のこと

必要十分な省エネ性能

今回は省エネについて書きます。

家づくりをしていると、お家の性能とお施主様の予算とのせめぎあいがどうしてもでてきます。

そこで、いつも「お家を建てるお金だけでなく、これからかかるお金も考えて下さい」と言います。

「お家を建てる予算=建築予算」+「これからかかるお金=光熱費」でトータルに考えるべきです。

例えば概算ですが、30歳で4人家族30坪のお家を買ったとします。

①平成25年の基準の性能の住宅 UA値=0.87

予算を抑えて1800万円で買ったが、向こう50年で光熱費が550万円かかるお家。(合計2350万円)

②おすすめの省エネ性能の住宅 UA値=0.46以下 ※北海道の断熱基準です

素材や断熱性能にこだわって2100万円で買い、向こう50年で光熱費が250万円かかる家。(合計2350万円)

※UA値とは建物の断熱性能を表す数値で小さいほど良い性能です。

 

なんだ一緒か…と思うかもしれませんが、私は②をおすすめしています。

全体として金額が変わらなくても明らかに①よりも②の方が冬暖かく夏涼しい家となり50年間快適に過ごすことができるからです。さらに今月の光熱費が…とかそういった余計な心配も少なくなりますね。

さらに、②のように素材もグレードアップしておけば将来かかるであろうリフォーム費用も抑えるとができます。

また建築工房きらくでは住宅の省エネ性能を一棟一棟計算して、光熱費の削減額を目で見てわかるように提示していますのでご安心ください。

予算や頭金にまだ余裕があるのであれば、ぜひ建物の性能を上げてみてください。トータルで判断することをおすすめします!